マリオットボンヴォイアメックスから切り替えるのに最適なカードは?切り替えなくていいケースもわかりやすく解説

当記事ではマリオットボンヴォイアメックスはマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードを指します

マリオットボンヴォイアメックスが改訂したことにより、別のカードに切り替えたいと感じるかもしれません。

しかし、マリオットボンヴォイアメックスが万能かつ最強なカードだったゆえに、切り替えるにはどのようなカードがいいのか?と悩んでしまうのも自然なことです。

この記事では、マリオットボンヴォイアメックスから切り替えるべきカードの選び方と、切り替えるのにおすすめのカードを紹介します。

もくじ

マリオットボンヴォイアメックスから切り替えるべきカードの選び方

これまでマリオットボンヴォイアメックスは、ポイント還元率・交換できるマイルの豊富さ・無料宿泊・ステータス付与などが魅力満載で、このカードだけで「旅行の質が上がり、コストが下がる」と評判の最強カードでした。

しかしマリオットボンヴォイアメックスの改訂を受け、カードの切り替えを検討する人が増えています。主な理由は以下の3点です。

  • 年会費:従来より33,000円の引き上げ
  • 無料宿泊特典の獲得条件:従来より年間決済額+250万円に引き上げ
  • プラチナエリート付与条件:従来より年間決済額+100万円に引き上げ

カードの切り替えを検討する上で重要なのは「自分がその万能さのどの部分に最も魅力を感じていたのか?」を整理することです。

正直、マリオットボンヴォイアメックスほど最強のカードはない

マリオットボンヴォイアメックスは本当に最強のカードであり、旅行好きな人はもちろん、そうでなくても年1回旅行や出張をするなら持っておいて損がないと感じるほどでした。

そのレベルで魅力的なカードは他にないのが現実であるという点を、まずは受け入れなければいけません。

しかし、マリオットボンヴォイアメックスの魅力を分解すると「この特典についてはこっちカードの方が優れてる」「バランスの良さでは、マリオットアメックスに至らないまでも良いカードがある」など、求めるものを絞れば代替カードはあります。

なので今回のマリオットボンヴォイアメックスの改訂を受け、カードを見直すことで「コストが抑えられたのに、満足度は上がった」というケースも全然ありうると感じます。

ホテルかマイルかどちらかに絞るのが大切(年会費は下げられる)

マリオットボンヴォイアメックスから切り替える上で、まずはホテル系の特典かマイル系の特典か、どちらをより優先したいかを考えると切り替えるべきカードが決まりやすいです。

どちらも取ろうとすると、マリオットボンヴォイアメックスに匹敵しないか年会費が一気に上がってしまいます。

マリオットボンヴォイアメックスから切り替えるべきカード

マリオットボンヴォイアメックスから切り替えるカードの候補は以下の通りです。それぞれのカードをマリオットボンヴォイアメックスと比較しながら解説します。

目的カード名
ホテル特典ヒルトンアメックス
ANAマイルANAアメックスゴールド
JALマイルセゾンプラチナビジネス
旅行全般アメックスゴールドプリファード

無料宿泊やステータスなどホテルでの特典が充実したカードならヒルトンアメックス

ホテル系クレジットカードで人気のヒルトンアメックス
年会費16,500円
国際ブランドAMEX
ポイント還元率2.0%
海外旅行傷害保険最大3,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最大2,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ国内主要空港+ハワイ
交換可能マイルANAマイルやJALマイルなど
2026年2月20日時点

ヒルトンアメックスは、ホテル系のクレジットカードの中でもとくにおすすめのカードです。ヒルトンのゴールドステータスと無料宿泊特典の付与(年間150万円のカード決済が条件)があるにもかかわらず、年会費が16,500円と非常にお得であるためです。

とくに無料宿泊特典はマリオットボンヴォイアメックスと比較にならないほど優れており、世界中ほとんどのヒルトンホテルで利用可能であるため、1泊30万円を超えるホテルにも泊まれます。

海外のヒルトン系列・提携のホテル
スクロールできます
約348,000円 / 泊
約485,000円 / 泊
約143,000円 / 泊
約201,000円 / 泊
約270,000円 / 泊
日本国内のヒルトン系列・提携ホテル
スクロールできます

ヒルトンは世界で3番目に大きなホテルグループであるため、マリオットほど利用できるホテルはないものの、使い勝手も悪くありません。

むしろ最近では、SLHというホテルブランドと提携して超高級ホテルのラインナップが増えたので、これからヒルトンアメックスを持つ人がどんどん増えていくのは確実だと感じます。

ヒルトンの無料宿泊特典については、以下の記事で詳しく解説しています。

また、ヒルトンのゴールドステータスの付与もありますが、ゴールドステータスがあれば朝食が無料になり、レイトチェックアウトや客室のアップグレードまであります。

マリオットボンヴォイアメックスのプラチナエリートではクラブラウンジアクセスがあるため、そこには劣りますが、ヒルトンアメックスは年会費16,500円なのに無条件でゴールドエリートをくれる太っ腹さがすごいです。

カード決済で貯めたポイントはヒルトンホテルの宿泊以外では使いづらいのと、カードの券面デザインが若者向けっぽいというデメリットもありますが、マリオットボンヴォイアメックスが改訂した今、ホテル系クレジットカードの中で最強コスパを誇る一枚です。

リッツカールトンよりも良いなと感じるホテルもたくさんあるので、ホテルの質的にも客層的にも、実はヒルトンのほうが好みだったりします!

ANAマイルを貯めたい(スターアライアンスを利用したい)ならANAアメックスゴールド

年会費34,100円
国際ブランドAMEX
ポイント還元率1.0%
海外旅行傷害保険最大10,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最大5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ国内主要空港+ハワイ
交換可能マイルANAマイル
2026年2月20日時点

ANAアメックスゴールドは、ANAとアメックスが提携して発行しているクレジットカードでありANAマイルを貯めることに特化した1枚です。通常のマイル還元率は1.0%です。

マリオットボンヴォイアメックスは、ポイント還元率が3.0%であり、ANAマイルに交換するときのレートが3:1であるため基本的にはマイル還元率は1.0%で同等ですが、まとめて交換するとボーナスマイルが付与され実際は1.25%となります。

よって基本的にはANAアメックスゴールドよりもマリオットボンヴォイアメックスの方が普段の買い物等ではマイルが貯めやすいと言えます。

しかし、ANA航空券の購入時は3.0%還元となるため、ANAを継続的に利用する人ほどメリットが大きいです。また、よく使う人が多いであろうお店が優待店になっているため思った以上にマイルが貯まります。

お店(一例)マイル還元率
スターバックス2.0%
ENEOS
セブンイレブン1.5%
大丸・松坂屋・高島屋
ヤマダデンキ
2026年2月20日時点

さらに年間300万円のカード決済で10,000円相当のスカイコインをもらえるのも隠れたメリットです。

さらに入会特典も強力であり、合計100,000マイル相当のポイントを獲得できます。この初期ブーストの大きさは、日常の還元率の差を無意味にするほどのインパクトがあり、そういう意味でもANAマイルを貯めやすいカードと言えます。

マリオットボンヴォイアメックスは入会特典が豪華ではなく、通常は39,000ポイント(最大で16,250マイル相当)しかもらえないため、入会特典では圧倒的にANAアメックスゴールドに軍配が上がります。

ANAアメックスゴールドについては、以下の記事で詳しく解説しています。

JALマイルを貯めたい(ワンワールドを利用したい)ならセゾンプラチナビジネス

年会費33,000円
国際ブランドAMEX
ポイント還元率1.125%
海外旅行傷害保険最大10,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最大5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ世界1,300箇所以上
交換可能マイルJALマイル・ANAマイル
2026年2月20日時点

セゾンプラチナビジネスアメックスは、セゾンとアメックスが提携して発行しているクレジットカードであり、JALは関係ないにもかかわらずJALマイルを効率よく貯められるカードとして根強い人気があります。

マイル還元率は1.125%です。

マリオットボンヴォイアメックスは、ポイント還元率が3.0%であり、JALマイルに交換するときのレートが3:1であるため基本的にはマイル還元率は1.0%で同等ですが、まとめて交換するとボーナスマイルが付与され実際は1.25%となります。

よって基本的には、セゾンプラチナビジネスよりもマリオットボンヴォイアメックスの方が普段の買い物等ではマイルが貯めやすいと言えます。

しかし、マリオットボンヴォイアメックスには優待店がないですが、セゾンプラチナビジネスには優待店があるため、使い方次第ではセゾンプラチナビジネスのほうが効率的にマイルを貯められる可能性はあります。

ジャンルお店(一例)
飲食・カフェ牛角
デニーズ
ドトール
タリーズ
小売ユニクロ
TSUTAYA
LOFT
家電ビックカメラ
ヨドバシカメラ
2026年2月20日時点

また、初年度の年会費が無料のため使い勝手を試してみたい人にとってハードルが低いのも魅力です。

なおビジネスカードという名称ですが、法人限定ではなく会社員の個人発行も可能です。個人与信で審査されるため、事業をしていない人でも申し込みやすくJALマイル目的で保有する人も多いです。

マリオットアメックスのような旅行全般の特典のカバー力を求めるならアメックスゴールドプリファード

ホテル系クレジットカードで人気のアメックスゴールド
年会費39,600円
国際ブランドAMEX
ポイント還元率1.0%
海外旅行傷害保険最大10,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最大5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ国内主要空港+ハワイ
交換可能マイルANAマイルやJALマイルなど
2026年2月20日時点

アメックスゴールドプリファードは、ホテルや航空会社が発行しているカードではないですが、ホテル系やマイル系の特典が豊富であるためおすすめの一枚です。

マリオットボンヴォイアメックスの下位互換という感じではありますが、年会費の回収はしやすく、旅行の特典のカバー力があるため、マリオットボンヴォイアメックスのような万能さを求めている人におすすめなカードです。

アメックスゴールドプリファードは特定のホテルグループが発行していないからこそ、さまざまなホテルグループで特典が受けられるのが特徴であり、ホテルダイニングで15%オフの割引やホテルで使える1万円分のトラベルクレジット付与、世界中のホテルで2連泊すると、100ドル相当オフになる優待などがあります。

また、無料宿泊特典ももらえます。無料宿泊特典では、マリオットやハイアット、オークラ、ロイヤルパーク、西武プリンスホテルなどのホテルで利用できるため、特定のホテルに縛られたくない人には嬉しいポイントです。

ポイント還元率は1.0%であり、貯めたポイントは15の航空会社のマイルに以下の交換レートで交換可能であり、この利便性は数あるクレジットカードの中でも希少です。

航空会社移行レートマイル還元率
ANA1:11.0%
JAL1:0.40.4%
ヴァージンアトランティック航空1:0.80.8%
エティハド航空
エミレーツ航空
エールフランス
カタール航空
カンタス航空
キャセイパシフィック
シンガポール航空
スカンジナビア航空
タイ国際航空
デルタ航空
フィンエアー
ブリティッシュエアウェイズ
2026年2月20日現在

ですが、マリオットボンヴォイアメックスは、基本的にマイル還元率1.25%かつ38の航空会社のマイルに交換できるため、アメックスゴールドプリファードとの差は歴然です。

アライアンス航空会社名交換レート
スターアライアンスアシアナ航空3:1
アビアンカ航空
エア・カナダ
エアチャイナ
エーゲ航空
エバー航空
ANA
コバ航空
シンガポール航空
タイ国際航空
ターキッシュ エアラインズ
TAPポルトガル航空
ニュージーランド航空200:1
ユナイテッド航空3:1.1
ワンワールドアメリカン航空3:1
アラスカ航空
イベリア航空
キャセイパシフィック航空
カタール航空
カンタス航空
JAL
ブリティッシュ・エアウェイズ
ランタム航空
スカイチームアエロメヒコ航空3:1
エールフランス
サウディア航空
大韓航空
デルタ航空
ヴァージンアトランティック
非加盟エアリンガス3:1
エティハド航空
エミレーツ航空
海南航空
サウスウェスト航空
中国南方航空
フロンティア航空
ブエルリング航空
ヴァージンオーストラリア航空
2026年2月20日時点

ですが、アメックスゴールドプリファードに軍配があがる点もあり、それは入会特典です。2026年3月現在では入会特典で65,000ポイントもらえるのですが、そのポイントを使えばいきなり10万円を超える高級ホテルに宿泊できたり、日本〜ハワイを1.5往復できます。

マリオットボンヴォイアメックスは入会特典が豪華ではなく、通常は39,000ポイント(最大16,250マイル相当)しかもらえません。

年会費は39,600円であり、無料宿泊特典だけでもペイできる価格帯であるためコスパがいいと言えます。

特定のホテルグループが発行しているクレジットカードではないため、幅広くホテルで優待がほしい人にピッタリなホテル系の特典豊富なクレジットカードです。

マリオットボンヴォイアメックスの切り替えるべきカードまとめ

マリオットボンヴォイアメックスは最強のクレジットカードでしたが、改訂により年会費が上がったのに加えて特典付与の条件が厳しくなったため、基本的にほとんどの人にとって改悪となり、切り替え検討者が多くいるのは自然なことです。

しかし、今回の改訂を受け、カードを見直す良い機会になる可能性もあります。例えば、ホテル特典に絞って言えばヒルトンアメックスに軍配が上がります。それでいて、年会費16,500円とマリオットボンヴォイアメックスと比較すると破格です。

もっとホテル系クレジットカードについて知りたい場合には、以下も参考にしてください。

マイルに絞った場合では、年会費を下げた上で、ほぼ同じくらいの効率でマイルを貯められたり、各カードの特約店の絡めかたによってはマリオットボンヴォイアメックスよりも貯められるケースもあると思います(マリオットボンヴォイアメックスは特約店がないため)

旅行向けカードで最強のカードではなくなったのは悲しいですが、それでも他にも魅力的なカードはあるため、自分に合ったカードに切り替えて、旅行の質を上げてコストを下げるきっかけにしてください。

もっと旅行向けクレジットカードについて知りたい場合には、以下も参考にしてください。

コラム:マリオットボンヴォイアメックスから切り替えず継続していい人

今回の改訂でマリオットボンヴォイアメックスを手放す人は多いかもしれませんが、すべての人がそうする必要はありません。改悪になったことは事実ですが、それだけで手放す理由になるとも限らないからです。

正直なところ、今回の改訂でコスパは確実に悪くなり、「誰にでもおすすめできるカード」ではなくなったのも事実です。しかし、以下に当てはまる人は、むしろ継続したほうが満足度が高い可能性があります。

  • 年間500万円以上カード決済する
  • マリオット系列ホテルをよく利用する
  • 複数の航空会社のマイルを使い分けたい
  • 年1回の無料宿泊で年会費を回収できる
  • 年会費82,500円が全く苦にならない

マリオットボンヴォイアメックスは改訂されたとはいえ、依然として38の航空会社のマイルに交換できる希少なカードであり、無料宿泊特典を活用できれば年会費の大部分を回収できる可能性もあります。

ひとつ例を挙げると、アメリカン航空のマイルの活用です。

アメリカン航空のマイルを利用すると、JALをはじめワンワールドの航空会社を利用できるのですが、必要マイル数がかなり低い傾向があります。仮に、東京〜パリ/ファーストの必要マイル数は以下です。

航空会社必要マイル数
アメリカン航空80,000マイル
JAL120,000マイル

単純に、JALマイルを貯める3分の2の労力で同じ飛行機を利用できます。

JALマイルが効率的に貯まるセゾンプラチナビジネスのマイル還元率は1.125%です。一方でマリオットボンヴォイアメックスのマイル還元率は1.0%(アメリカン航空への交換時はボーナスマイルなし)です。

しかし必要マイル数を考慮すると、結果的にマリオットボンヴォイアメックスの方が有利になるケースもあるという話です。

このようにマイルを使ったハック方法がたくさんあるため、色々な航空会社のマイルに交換できるマリオットボンヴォイアメックスは非常に重宝するというわけです。

ここまでマニアックにマイルを活用しようとすると、マイルの知見はもちろん、ある程度の自由度や高額な決済、海外旅行への熱量がないとできないため、正直、多くの人にとって現実的ではないですが、こういう面もあるよという紹介のために説明してみました。

今回の改訂をきっかけにカードを見直すことは大切ですが、自分の使い方ではまだメリットがあるかどうかを一度整理してから切り替えをしてみてもいいのかもしれません。

もくじ