マリオットボンヴォイは法人・個人事業主向けのビジネスカードを発行しておらず、現在発行されているのは個人向けの「マリオットボンヴォイアメックス」だけです。
事業用決済はできますが、2025年10月からは一部事業決済でポイント対象外となったため、ビジネスカードとして積極的に選ぶ合理性は低い状況です。
この記事では、マリオットボンヴォイアメックスをビジネスカードとして使えるのか、また使えるとしても利用をおすすめしない理由について解説します。

事業用決済をするなら、アメックスビジネスゴールドがおすすめです!入会特典で190,000ポイントももらえるので、入会特典目的でもいいと言えるほどです!それでいて、メインカードとして活躍する万能カードです。
マリオットボンヴォイはビジネスカードを発行していない
マリオットボンヴォイが発行するマリオットボンヴォイアメックスはあくまで個人向けカードのみであり、ビジネスカードは発行していません。また、個人名義で発行した個人用カードで引き落とし口座を法人口座にすることもできません。
アメックスカードの中でビジネスカードが用意されているのは、いわゆるプロパーカードのみです。事業用決済にアメックスカードを持ちたい場合には、アメックスビジネスグリーンもしくはアメックスビジネスゴールド、アメックスビジネスプラチナを検討しましょう。
マリオットボンヴォイアメックスをビジネスカードとして使える?
マリオットボンヴォイアメックスで事業用決済を行うこと自体は可能ですが、2025年10月から事業用決済ではポイント付与が行われないため、マリオットボンヴォイアメックスでの決済はおすすめできません。
ポイント対象外となる事業用決済
- 医療機器/医療材料
- 運送関連費用
- オフィス用品
- 建設資材
- 広告宣伝費用
- 歯科材料
- 食品/酒類 卸
- 自動車パーツ
- 動物用医薬品
- 農業用資材・機械等
- 美容室用具等
- その他、事業用決済等に関わる加盟店での支払い
以前は事業用決済に利用しても特段の制限がかかるケースは少なく、ポイント目的で利用されることもありました。一部では高額決済に対して注意を受ける事例もあったようですが、大きな制限が設けられていないケースも多く見られました。
条件付きで事業決済に使えるケースもある
2025年10月からポイント付与がなくなった事業用決済以外ではポイント付与されるので、場合によってはふだんの事業用決済でもポイントが付与されているかもしれません。
そういう場合には、マリオットボンヴォイアメックスをビジネスカードとして利用するのも選択肢のひとつです。
しかし、個人カードである以上、経費管理の面でも使い勝手が悪いデメリットがあることは認識しておきましょう。例えば、引き落とし口座を法人口座に設定できないため、法人の帳簿にしっかり記載する手間も増えます。
具体的には、カード利用明細をもとに「事業分」と「私用分」を分け、事業分のみを会社の帳簿へ計上します。そのうえで、会社から代表者へ立替金として振込処理を行う、もしくは役員貸付・役員借入として整理する方法が一般的です。
また、マリオットボンヴォイアメックスはあくまで個人向けカードであるため、経費性が高いカード決済が多いと注意を受けたり、場合によっては強制解約もあったりするということを頭に入れておきましょう。
マリオットボンヴォイアメックスを事業用カードとして使わない方がいい理由
マリオットボンヴォイアメックスを事業用決済用のカードとして使わないほうがいい理由は、主にポイント付与されない点と税務上の手間とリスクが増える点にあります。
事業決済ではポイントが付与されない
マリオットボンヴォイアメックスでは事業用決済でポイント付与されないため、他のカードを使ったほうがはるかにお得です。
仮に年間1000万円の決済だとしても、アメックスビジネスゴールドで決済した場合と比較すると10万ポイントの差が生まれます。もし10万ポイントをマイルで使えばハワイ2往復半できます。
事業決済に使えば使うほど差は拡大するため、事業用決済のカードとして選ぶ合理性は低いといえます。
税務上の手間・リスクが増える
マリオットボンヴォイアメックスは、引き落とし口座を本人名義の個人口座にしか設定できません。そのため、会社の支出であっても一度個人が立て替える形になります。
毎月のカード利用額を経費として精算する手続きが必要になり、経理処理が煩雑になります。さらに、利用明細に私的支出と事業支出が混在すると区分が必要となり、仕訳の手間や記帳ミスの原因にもなります。
仮に税務調査があった場合には、各支出が事業に必要だったことを個別に説明する必要があり、領収書や用途の補足資料の提示を求められるケースもあります。ビジネスカードに比べ、継続的に説明負担が増えやすい点には注意が必要です。
マリオットボンヴォイアメックス以外でのおすすめビジネスカード
マリオットボンヴォイアメックス以外でのおすすめビジネスカードを紹介します。
ANAマイルを効率よく貯められてホテル系の特典も豊富なアメックスビジネスゴールド
アメックスビジネスゴールドは、マイルを貯めやすく旅行特典も充実していながら、年会費49,500円とコストパフォーマンスの高いビジネスカードです。
法人名義での発行と事業用決済に正式対応しており、日常的な経費決済を安心して行えます。貯めたポイントはANAをはじめとした複数の航空会社マイルやホテル宿泊に交換でき、使い道の自由度が高い点も魅力です。
交換できるマイルと交換レート
| 航空会社 | 移行レート | マイル還元率 |
|---|---|---|
| ANA | 1:1 | 1.0% |
| JAL | 1:0.4 | 0.4% |
| エティハド航空 | 1:0.8 | 0.8% |
| エミレーツ航空 | ||
| エールフランス | ||
| カタール航空 | ||
| キャセイパシフィック | ||
| シンガポール航空 | ||
| タイ国際航空 | ||
| デルタ航空 | ||
| フィンエアー | ||
| ブリティッシュエアウェイズ |
2026年2月現在では入会キャンペーンで170,000ポイントももらえます。マイルに交換したら日本〜ハワイを4往復できるほどのポイント数であるため、カードを発行するのにおすすめなタイミングです。
JALマイルを効率良く貯められてプライオリティパスも付帯するセゾンプラチナビジネス
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、コストを抑えながらJALマイルを効率よく貯めたい人に向いているビジネスカードです。
最大の特徴は、JALマイルを実質1.125%還元で貯められる点です。経費決済をそのままマイルに直結させやすく、JALをよく利用する人にとっては非常に相性が良いカードといえます。
また、プライオリティパスが付帯しており、国内外1,300箇所ある空港ラウンジを無料で利用できます。ふつうにプライオリティパスを発行すると年間6万円以上するため、プライオリティパス目的で発行する人も多いです。
年会費は通常33,000円ですが、初年度無料キャンペーンが実施されることもあり、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
マリオットボンヴォイアメックスのビジネスカードに関するよくある質問
個人事業主の事業用決済でも使えない?
利用自体は可能ですが、基本的にはおすすめしません。もしポイント付与対象外の支払いが多い場合には、もったいないのでやめたほうが賢いです。
副業レベルの事業用決済なら問題ない?
副業か本業かはカード会社の判断基準ではなく、重要なのは「支払い内容が事業用途かどうか」です。
少額でも広告費や仕入など事業性の高い決済が継続すると、確認が入る可能性はあります。逆に金額が大きくても個人利用と判断される支払いであれば問題にならないケースもあります。
金額ではなく用途で判断されると考えておきましょう。
事業用決済をして強制解約は本当にある?
事例としては多くはないと思いますが、可能性としては存在します。
具体的には、継続的に事業用途で利用していると判断された場合に利用内容の確認が行われたり、利用制限がかかるケースです。
多くは確認や注意で終わりますが、利用状況によっては停止措置に至ることもあります。事業専用カードではない以上、頭に入れておきましょう。
事業決済と判断される支払いの基準はある?
明確な金額基準はなく加盟店の業種区分(MCC)などから支払いの性質を判断していると考えられます。
広告代理店や仕入業者、資材関連など、事業性が明確な加盟店での支払いは事業決済と判定されやすくなります。逆に同じ金額でも、旅行・飲食など個人利用と区別がつきにくい支払いは問題にならないこともあります。
まとめ
マリオットボンヴォイアメックスはあくまで個人向けカードであるため、事業用決済で利用するのはあまりおすすめできません。とくにポイント付与対象外の支払いが多い場合には、他のカードを使ったほうが圧倒的にお得という状況になりえます。
場合によっては事業用決済で利用してもいいと言えますが、帳簿を丁寧につけて、仮に税務調査等があった場合に適切に対応できるようにしておきましょう。ポイントを個人で受け取っていると脱税に当たる可能性もあるので、その点も注意です。
2026年2月現在では、事業用決済にはアメックスビジネスゴールドがおすすめです。
法人名義での発行と事業用決済に正式対応しており、高還元率かつ特典が豊富でありながら、年会費49,500円とコスパのいいビジネスカードです。さらに入会特典で170,000ポイントもらえるのもとても魅力的です。
以上、マリオットボンヴォイアメックスのビジネスカード事情についてでした。