ANAカードは持つメリットはない?いらないと言われる理由から必要ない人の特徴まで紹介

ANAカードは、ANAマイルを貯めるために必須というわけではなく、ANAカードより効率よくマイルを貯められるクレジットカードも存在するため、「本当に必要なのか?」と疑問に感じる人も多いでしょう。

この記事では、ANAカードがいらないと言われる理由から向いていない人の特徴まで解説します。

もくじ

ANAカードはいらないと言われる理由

ANAカードよりもマイルが貯めやすいカードが存在する

ANAカードがいらないと言われる最大の理由は、ANAカード(プレミアムカードを除く)よりマイル還元率が高いカードが存在するためです。

例えば、ANAカード(プレミアムカードを除く)のマイル還元率は1.0%が主流ですが、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは1.25%*の還元率でマイルを貯められるため、ANAカードよりも効率よくマイルが貯まります。

しかし、上位カードまで含めると評価は変わってきてANA VISAプラチナプレミアムカードは年会費96,800円で、マイル還元率1.50%と高水準です。

カード名年会費マイル還元率
ANA VISA プラチナプレミアムカード96,800円1.50%
ANA JCBカード プレミアム77,000円1.30%
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム82,500円1.25%*

つまり、還元率だけで見ればANAカードが有利なケースもありますが、一般〜ゴールド帯では他カードに劣る場合があるというのが実態です。

しかし、ここで重要なのは「還元率だけで判断していいのか?」という点です。

マイル還元率だけ見るべきなのか?

そもそもクレジットカードはマイル還元率だけで選ぶべきではありません。

例えば、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは年会費82,500円ですが、毎年無料宿泊特典が付いており、使い方次第で年会費の大半を回収できるため、「実質的な負担を抑えながら1.25%*でマイルが貯まる」という状態になります。

マイル還元率ではなく、年会費に対するリターンや付帯特典の価値まで含めて判断しないと、コスパを見誤ります。

ちなみにマイル還元率の差は、年間決済額によってはそこまで大きくなりません。

マイル還元率ごとの貯まるマイルの差
決済額還元率1.0%還元率1.25%還元率1.50%
200万円20,00025,00030,000
400万円40,00050,00060,000
600万円60,00075,00090,000
800万円80,000100,000120,000
1,000万円100,000125,000150,000
1,200万円120,000150,000180,000
1,500万円150,000187,500225,000
2,000万円200,000250,000300,000

搭乗時やカード継続時にもらえるマイルが多いわけではない

ANAカードには、搭乗ボーナスや継続ボーナスがあります。

例として、一般カードとゴールドカードは以下の通りです。

一般カードゴールドカード
搭乗ボーナスマイル+10%+25%
継続ボーナスマイル1,000マイル2,000マイル

搭乗ボーナスのイメージがつきづらいかもしれませんが、正直ぜんぜん貯まりません。

仮に沖縄(那覇)から東京(羽田)までエコノミークラス(積算率100%)で搭乗した場合、獲得できるフライトマイルは1,000マイル弱であり、+25%になったとしても増加するのは約250マイルにとどまります。

継続ボーナスに関しては、一般カードでは魅力だと感じます。ANA一般カードの年会費は2,200円ほどであり、マイルの価値は1マイル=2円以上になりやすいため、年会費を払ってでもマイルをもらったほうがお得です。

僕自身も、2,200円払って1,000マイルをもらうためだけにANA一般カードを保有し続けています!

ANAマイルの有効期限を気にしないといけないケースがある

ANAカードでは、マイルの貯まり方の仕組み上、有効期限を意識する必要があります。

まず前提として、ANAカードはANAが直接発行しているわけではなく、三井住友カード・JCB・アメックスなどのカード会社との提携で発行されています。

そのため、カード決済で貯まるポイントは以下のような流れになります。

  • ANAアメックス → メンバーシップ・リワード → ANAマイルに交換
  • ANA VISA / MasterCard → Vポイント → ANAマイルに交換

つまり、 一度「カード会社のポイント」を経由してANAマイルに変換する仕組みになっています。

ここで問題になるのが有効期限です。

以下のように二重で有効期限の管理が必要になります。

  • カード会社のポイント:有効期限あり(例:Vポイントは2年)
  • ANAマイル:有効期限3年

マイルを一気に使わずコツコツ貯めたい人や大量のマイルを貯めてビジネスクラス・ファーストクラスを狙う人にとっては、途中で失効するリスクが現実的に発生します。

しかし、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの場合は、有効期限が実質無期限であるマリオットポイントを経由してANAマイルに交換する仕組みであるため、有効期限を気にする必要がありません。

このように、マイルの貯まり方と有効期限の仕組みを理解しておかないと、気づかないうちにマイルを失効してしまう可能性があるため注意が必要です。

ANAを利用するのにANAマイルではなくてもいいケースがある

ANAカードを利用する理由のひとつに、ANAマイルを貯めてお得にANAを利用したいという点があります。

しかし、ANAの航空券は必ずしもANAマイルで発券する必要はありません。

ANAはスターアライアンスに加盟しているため、他の加盟航空会社のマイルを使ってANA便に搭乗することも可能です。例えば、ユナイテッド航空のマイルを使ってANA便を利用することができます。

必要マイル数や燃油サーチャージは利用するマイルプログラムによって異なり、路線によって有利不利も変わります。

そのため、ANAマイルにこだわる必要がない人にとっては、ANAカードを持つ必要性は低くなります。

僕自身、ユナイテッド航空のマイルを使ってANAを利用することが多々あります!

ANAカードを持つメリットを感じない人

ANAのチケットを購入しない

ANAカードの大きなメリットのひとつは、ANA航空券の購入時にマイル還元率がアップする点です。

そのためANAを有償で頻繁に利用する人にとっては効率的にマイルを貯められます。

しかし、航空会社を使い分ける人やANAを利用するのはマイル利用のみの人といった場合は、このメリットを活かしにくくなります。

SFCを目指していない

ANAでプラチナステータスを獲得すると、SFC(スーパーフライヤーズカード)を発行できますが、SFCの発行にはANAカードの保有が必須です。

SFCを取得すると、解約しない限りは半永久的に以下のような待遇を受けられるため、飛行機に頻繁に乗る人にとっては非常に大きなメリットがあります。

  • ANAラウンジの利用
  • 優先搭乗・優先手荷物受取
  • 座席アップグレードの優遇

しかし、以下のような場合にはSFCを取得する意味自体が薄くなります。

  • 年に数回しか飛行機に乗らない人
  • ANAにこだわっていない人
  • 上級会員資格に興味がない人

ANAカードを保有するメリットのひとつがなくなるため、あえて持つ必要性は低いと言えます。

ANAカードの中でも持つ価値のあるおすすめカード

ANAカードの中で高還元率なのに年会費が抑えめでコスパがいいソラチカカードゴールド

年会費15,400円
国際ブランドJCB
ポイント還元率1.0%
海外旅行傷害保険最大10,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最大5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ国内主要空港+ハワイ
交換可能マイルANAマイル
2026年2月20日時点

ソラチカカードゴールドは、スマリボなどを活用することで最大1.5%前後のANAマイル還元率を実現できるカードです。普段の支払いでかなり効率的にマイルが貯まるにもかかわらず、年会費が15,400円とコスパ抜群です。

ANA Visaワイドゴールドと同じ年会費ですが、よりマイル還元率が高いため、2026年3月現在ではソラチカカードゴールドの方がANAマイラー向きカードと言えます。

さらにスマリボに登録をすることで、年会費を全額キャッシュバックする特典を用意されており、実質年会費無料でソラチカカードを保有することもできます。

ゴールドカードであるため、空港ラウンジが利用できたり、最低限の旅行保険があったりと、メインカードとして問題なく活躍します。

年会費2万円以下のANAカードの中では、トップクラスのマイル還元率であるため、マイル還元率が高くコスパがいいカードを探しているなら、ソラチカカードゴールドがぴったりです。

1枚でバランスが良く入会特典で爆発的にANAマイルが貯まるANAアメックスゴールド

年会費34,100円
国際ブランドAMEX
ポイント還元率1.0%
海外旅行傷害保険最大10,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最大5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ国内主要空港+ハワイ
交換可能マイルANAマイル
2026年2月20日時点

ANAアメックスゴールドは、ANA Visaワイドゴールドやソラチカカードゴールドのようにマイル還元率が高いわけではないのですが、旅行だけではなくグルメやライフスタイル系の特典も充実しているカードです。

1枚のカードで幅広く特典を使いたい場合にとてもおすすめです。

また隠れたメリットとして、ANAマイルの有効期限を実質無期限にできる点があります。カード決済等でアメックスのポイントが貯まり、そのポイントをANAマイルに交換するのですが、アメックスのポイントの有効期限が無期限であるためです。

有効期限を気にせずにコツコツとANAマイルを貯められるのは、ANA Visaワイドゴールドカードやソラチカカードゴールドにはない大きなメリットです。

またANAアメックスゴールドは入会特典が豪華であり、2026年3月現在では合計100,000マイル相当のポイントがもらえます。

100,000マイルは日本〜ハワイの航空券で言うと1.5往復分に相当するため、マイル還元率がどうとかが気にしないでいいほど大量にマイルが貯まります。

ANAアメックスゴールドについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ANAカードがいらない人が持つべきクレジットカード

スターアライアンスのマイルに交換して効率的にANAを利用できるマリオットボンヴォイアメックスプレミアム

ホテル系クレジットカードで人気のマリオットアメックス
年会費82,500円
国際ブランドAMEX
ポイント還元率3.0%
海外旅行傷害保険最大10,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最大5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ国内主要空港+ハワイ
交換可能マイルANAマイルやJALマイルなど
2026年2月20日時点

マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはANAカードではないものの、高還元率でANAマイルを貯められるカードです。

カード決済等でマリオットのポイントが貯まり、そのポイントをANAマイルをはじめ38の航空会社のマイルに交換可能なのですが、この利便性はマリオットアメックスプレミアムだからこその魅力です。

交換可能なマイルと交換レート
アライアンス航空会社名交換レート
スターアライアンスアシアナ航空3:1
アビアンカ航空
エア・カナダ
エアチャイナ
エーゲ航空
エバー航空
ANA
コバ航空
シンガポール航空
タイ国際航空
ターキッシュ エアラインズ
TAPポルトガル航空
ニュージーランド航空200:1
ユナイテッド航空3:1.1
ワンワールドアメリカン航空3:1
アラスカ航空
イベリア航空
キャセイパシフィック航空
カタール航空
カンタス航空
JAL
ブリティッシュ・エアウェイズ
ランタム航空
スカイチームアエロメヒコ航空3:1
エールフランス
サウディア航空
大韓航空
デルタ航空
ヴァージンアトランティック
非加盟エアリンガス3:1
エティハド航空
エミレーツ航空
海南航空
サウスウェスト航空
中国南方航空
フロンティア航空
ブエルリング航空
ヴァージンオーストラリア航空
2026年2月20日時点

通常はマイル還元率1.0%ですが、ポイントをまとめてマイルに交換するとボーナスマイルがもらえるため、マイル還元率は1.25%*となり、ANAカードよりも効率よくマイルが貯まります。

また、ANAの飛行機を利用するのはANAマイルじゃないといけないわけではなく、ユナイテッド航空などスターアライアンスに属する航空会社のマイルでANAを利用できます。

僕自身、ANAマイルも使いますが、ユナイテッド航空のマイルでANAを利用することが多いです。当日も取れたり、同じ便でもより少ないマイルで済むことがあるためです。

ANAカードじゃなくてもいい場合には、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはとてもおすすめなカードです。

ANAをお得に利用しやすいユナイテッド航空のマイルを効率よく貯められるMileagePlusセゾンカード

年会費3,300円
国際ブランドVISA/Mastercard/AMEX
ポイント還元率0.5%
海外旅行傷害保険最大3,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険
空港ラウンジ
交換可能マイルUAマイル
2026年2月20日時点

MileagePlusセゾンカードは、ユナイテッド航空とセゾンカードが提携して発行しているクレジットカードです。

ユナイテッド航空はスターアライアンス加盟航空会社であり、ユナイテッド航空のマイルを利用してANAの特典航空券をとることができます。

ちなみにユナイテッド航空のマイルは、ANAマイルと比較して必要マイル数が少ないケースや、燃油サーチャージがかからないケースがあるため、使い方次第ではよりお得に特典航空券を発券できるのが特徴です。

通常のマイル還元率は0.5%ですが、「マイルアップメンバーズ」(追加年会費11,000円/年)に登録すると、1,000円につき10マイルが追加加算され、合計で15マイル、コスモ石油で利用時には20マイルを貯めることができます。

年会費はカード本体の3,300円と合わせて合計14,300円となりますが、マイル還元率1.5%を安定して実現できる数少ないカードです。

また、MileagePlusのマイルは有効期限が実質無期限(一定期間内に加算または利用があれば延長)であるため、ANAマイルのように3年で失効するリスクがありません。

コツコツ貯めてビジネスクラスやファーストクラスを狙いたい人にも向いています。

ANAマイルにこだわらず「より効率よく・無駄なくANAに乗りたい人」にとっては、ANAカードの代替として非常に有力な選択肢となるカードです。

まとめ

ANAカードはマイル還元率という観点では優秀なクレジットカードですが、すべての人にとって最適とは限りません。

シンプルに考えると、以下のように整理できます。

  • ANAマイルを最優先で貯めたい人 → ANAカード
  • コスパや特典も含めて判断したい人 → 他のカードも検討

とくに、マイル還元率だけで判断してしまうと、年会費に対するリターンや付帯特典を見落とし、結果的に損をする可能性もあります。

また、ANAを利用する頻度やSFCを目指すかどうかによっても、ANAカードの必要性は大きく変わります。

なんとなくでANAカードを持つのではなく、自分の使い方に合っているかを基準に選ぶことが重要です。

※マリオットのポイントを60,000ポイント(25,000マイル相当)をまとめて交換した際の交換レート

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